SampleAppsで学ぶFileMaker[スクリプトについて]
「イベント管理.fmp12」のスクリプトメニューで「スクリプトについて...」という項目を選択できるようになっています。
これは「スクリプトワークスペース」でチェックマークをオンにするとメニューに表示される仕様になっています。
スクリプトの内容は以下の様になっています。
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ユーザによる強制終了を許可[オフ]
→Escキー等でユーザーがスクリプトの途中で強制終了できないようにする為にオフにしています。これをオンにするとウインドウを閉じるボタン(ウインドウ右上のバツ印)が表示されダイアログを強制的に消すことが可能になります。
If Filter ( Get ( システムプラットフォーム ) ; "34" )
Filter関数は「フィルタするテキスト」の中に「フィルタテキスト」と同じテキストが存在する場合、値を返します。
Filter ( フィルタするテキスト ; フィルタテキスト )
Get (システムプラットフォーム)関数が返す値は次のとおりです。
「1」・・・現在のプラットフォームが Intel ベースの Mac の場合
「-2」・・・プラットフォームが Windows の場合
「3」・・・現在のプラットフォームが iOS の場合
「4」・・・ プラットフォームが FileMaker WebDirect の場合
したがって、上記スクリプトは「実行しているプラットフォームがiOSかWebの場合」とそれ以外の場合で分岐させ、この場合は下記カスタムダイアログを2種類準備した上で、条件により切り替えて違うカスタムダイアログを表示させています。
カスタムダイアログを表示["スクリプトについて";
"FileMaker Pro のコマンドリスト(スクリプトステッ...]
Else
カスタムダイアログを表示["スクリプトについて";
"FileMaker Pro のコマンドリスト(スクリプトステッ...]
End If
Get ( 最終メッセージ選択 )
「1」・・・最初のボタン(デフォルトでは [OK] ボタン)がクリックされた場合
「2」・・・2番目のボタン(デフォルトでは [キャンセル] ボタン)がクリックされた場合
「3」・・・3番目のボタンがクリックされた場合
カスタムメッセージを表示させた後に、クリックしたボタンによって挙動を変えています。
If [ Get (最終メッセージ選択) = 1]
スクリプトワークスを開く
Else If [ Get (最終メッセージ選択) = 2]
ヘルプを表示
End If